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[映画]ラスト・ドア

  • ゾンビフェススタッフ
  • 10月5日
  • 読了時間: 2分

『ラスト・ドア』は、2018年のイタリア映画です。

原題はA casa loro、英題はGo Homeです。

「イタリアはイタリア人だけ!」という移民の抗議集会に参加する差別主義者のエリンコ。

移民を見つけて集団で殴る蹴るの暴行も加える。

暴動が起こって、混乱の中、死んだ人がゾンビになって、次々に人を襲う。

エリンコは逃げ惑い、移民収容所の扉を叩き、中に入れてもらう。

食事も与えら共に生活する中、エリンコの差別意識が薄れていく。

助けを求める同士の声に、移民の人たちはドアを開けてしまう。

後ろにゾンビが迫っているのにもかかわらず・・・


社会派と言って良いでしょう。

昨今の日本も他人事ではない、移民問題。

主人公の行く末を見ると、差別主義者はどこまでいってもろくでもないと思わせられました。

言葉の問題もあり、移民のみんなが話す英語をイタリア人サイドは理解ができないシーンもありました。世界の縮図だなと思いました。

ゾンビはゆっくりしていて、ミニ斧で頭を叩き割ると一巻の終わりのようでした。

武器さえあれば勝てそうです。

そのゾンビよりも醜悪だったのが主人公。

それが監督の描きたかったことなのかもしれません。


ゾンビに重きを置くというよりも、人として何を持って生きるのかが重要なのだと考えさせられる映画でした。

音楽が強烈に印象に残りました。



 
 
 

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