top of page
  • ゾンビフェススタッフ

ゾンビ映画研究会に飛び入り!

虫の知らせで『ゾンビ映画研究会』の存在を知り、飛び入り参加してきました。

研究映画は『死霊のえじき』。

ご存じ、ロメロ監督の初期3部作の最後の作品です。

この3部作の原題は・・・

NIGHT OF THE LIVING DEAD『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』

DAWN OF THE DEAD『ゾンビ』

DAY OF THE DEAD『死霊のえじき』

と、夜→夜明け→日中と時間が進んでいることになっています。

こう見ると、邦題に物申したくなりますね。


さて、映画研究会に飛び入り参加を希望したところ、快く受け入れてくださり、

しかも『ゾンビフェス』の告知までさせてくださるとのこと。よっ太っ腹!

ゾンビ好きに悪い人はいないという抽象的感覚が確信に変わりました。

発表内容も勉強になる〜ということばかり。

背景の歴史、戦争とゾンビの関係、ゾンビの描かれ方の変化には理由があり、

その理由も多面的に捉えることが出来るんだということ。

ゾンビ映画アマチュアにとっては、かなり難しい部分もありましたが、「なるほど」と思うことばかり。

『死霊のえじき』に出てくる調教されたゾンビ<バブ>は、かわいいという感想もちらほら。

かわいさの理由もいろいろ考察できるなと思いました。


考えれば考えるほど面白い。

発表の中で先生から出た「消費のための消費」というお言葉が印象に残り、

最後、学術脳ではないエンタメ脳から出た質問をしてしまいました。

ちなみに「消費のための消費」というのは、ゾンビが空腹を満たすために人間を食べるのではなく、無目的に見える消費のことをいいます。(合ってるかな・・・やや心配)

これはイマジネーションの世界だと思いますが・・・と前置きしつつ、

「消費のための消費、消費し尽くされたらどうなるんでしょうか?」

「いっそのこと、みんながゾンビになれば、世界は平和になるんじゃないでしょうか」

という考察とは無関係そうな質問にも先生は優しく答えてくださいました。

答えは・・・

とりあえず、ゾンビフェスにおいでください。

体感して、それぞれの答えを探していただくということもゾンビフェスの醍醐味かもしれません。

ちょっと強引すぎたかしら。


考察というものを久しぶりにいたしましたので、なんとなく漢字多めの<ゾンビあれこれ>とあいなりました。

閲覧数:61回0件のコメント

最新記事

すべて表示

[映画]死体と遊ぶな子供たち

やっとSHIBUYA TSUTAYAで借りることのできた本作品。 1972年公開のクラシカルな作品です。 原題は”Children Shouldn't Play with Dead Things” あまりにもそのまま過ぎてビックリしました。 座長のアレンが、劇団員を無人島に連れてきて、死者復活の儀式をする。 失敗して劇団員から嘲笑される座長は、死体を好き勝手に扱う。 失敗したと思われた儀式の効果か

[映画]YUMMY

2019年のベルギー映画『YUMMY』は、形成外科病院を舞台にした、大スプラッター映画です。 DVDのパッケージに書いてあった、ラース・ダモワゾー監督の言葉が全てだと思います。 「Mr.ロメロが私たちに教えてくれたのは、真のゾンビ映画は社会を反映する鏡でなくてはならない。でも何よりもまず、自分たちが楽しくて少しクレイジーなスプラッタ映画を作りたかったんだ。サム・ライミの『死霊のはらわた』や、ピータ

bottom of page