[映画]ランド・オブ・ザ・デッド
- スタッフK
- 2021年9月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年9月14日
一度書いたものが消えてなくなってしまいました。
ゾンビのように甦らないかな・・・と切に願いました。が、無理でした。
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』から37年、
『ゾンビ』から27年、
『死霊のえじき』から20年の時を経て、
2005年に公開された、ジョージ・A・ロメロ監督の『ランド・オブ・ザ・デッド』について書きます。
ゾンビが世の中を席巻している近未来の街。
三方が川で囲まれたその街は、ゾンビから人間を守るためのフェンスが立てられていた。
その街では、富裕層と貧困層に分かれていて、富裕層のトップ、権力を握るカウフマンは、好き放題。
傭兵を雇い、めちゃくちゃ頑強なトラックを持ち、自分は安全なところから高みの見物。
もちろん雇われた傭兵側が主役です。
富裕層が住む土地に家を持つことを願う"余所者"のチョロ。
逆に、傭兵部隊の隊長で、人望厚いライリーは、ここではないどこかへ行きたいと願う。
そしてもう一人の主役は、ゾンビ・ビッグダディ。「人間に戻ろうとしている」とライリーが表現していたけど、まさにその通り。
最後には、ゾンビを応援する心境になる映画でした。
この映画は「人間VSゾンビ」だけでなく、「富裕層VS貧困層」「雇う側VS雇われる側」の対立構造もあります。
ロメロ監督の映画は、お腹にずしんとくると言いますか、得るものが多いです。
何回も観たくなる映画です。
ちなみに、ゾンビ役のキャスティングもバラエティが豊かです。
ロメロ監督が映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』を好きで、その主役・ショーンを演じたサイモン・ペッグとその監督のエドガー・ライトを呼んできたり、『ゾンビ』の特殊メイクアップアーティストでもあり、暴走族の一人ブレイズを演じたトム・サヴィーニがブレイズのゾンビを演じていたり。
遊び心がたまりません。
巻き戻して探すのも楽しいです。
この映画のあるシーンを見て、入江さんの一人芝居『帰郷』を思い出しました。
毎年少しずつ変化している『帰郷』、今年もお楽しみに!
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