オーストラリアで製作されたNetflixオリジナル映画『カーゴ』。
ゾンビを題材にしたゾンビ映画でありながら、
父と娘の愛情深さを見事に描いた人間ドラマでもあります。
オーストラリアの広大な自然の中を走る少女、
一方、川辺で、一見平和に暮らしているように見える3人の家族。
冒頭、ゾンビ映画らしからぬ、静かでゆったりした始まり。
しかし、なにやらどこかで、緊張感も漂っている。この緊張感はなんなのか。
実は、主人公たちはすでにゾンビが蔓延した世界で暮らしているのである。
この映画のポイントの1つは、
主人公の娘のロージーという赤ん坊。
とにかく、かわいい!
主人公であるロージーの父親は、この赤ん坊の娘をどう守っていくか、
これが物語の1つの軸であります。
冒頭の広大な自然の中を走る少女・トゥミも、実は父親のために奔走していることが分かる。
やがて、この2組の父娘は、あることから交差していきます。
ゾンビとの闘いがありながら人同士の闘い、
アミニズム的な要素、オーストラリアの映画だからこそのアボリジニの問題、
様々な要素が幾重にもなり、物語の厚みを増しています。
2組の父娘の物語を軸にしながら、
至って静かに推移し、感情の機微を見せていく、ひと味違うゾンビ映画がありました。
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