『地獄の門』に続き、ルチオ・フルチ監督の1981年の映画です。
原題は、”THE HOUSE BY THE CEMETARY”なので、そのまま。
まさに、墓地裏の家のお話です。
開始1分で、「スティーブ〜」と家中を探している女性が出てきて、頭にナイフをブッ刺されて、口からナイフの刃先が出てきて、そのまま死んでしまいます。
出ました!残酷描写!
この先はどんな恐ろしいことが待ち受けているのでしょうか。
新たにその家に引っ越してきた歴史学者のノーマン、その妻ルーシー、その子供のボブ。
ボブは引っ越し前に家が写った写真を見ながら「女の子がこの家に来るなって言ってる」と言い出す。
無垢な瞳のボブがそう言うにも関わらず、母ルーシーは「はいはい早く準備してね」という感じで軽くいなす。
もうフラグが立っている。
その家では、女の子の啜り泣く声がしたり、掃除してみると墓石が埋められていたり。
物騒なことこの上ない。
訪れてきた人が血まみれで死んでしまい、ベビーシッターも首を切られて死んでしまう。
誰が何をした?
その屋敷は元々フロイトシュタイン博士の家で、博士はとんでもない実験ばかりして、1879年に医師会から追放されていた人物だった。
生きているはずのない博士が、他の人の体を自分に移植して生き続けている・・・。
これもゾンビの一つの形。そういうことでしょう。
ボブが目にする風景が陰惨すぎて、このあとの人生が心配になります。
臓物とか血みどろとか凄まじいのですが、見慣れてしまったのか、
一番印象的だったのは、みんなが名前を連呼するというところ。
冒頭の「スティーブ〜」から始まり、「ボブ、ボブ、ボブ〜」「マミー、マミー、マミー」と何十回言うねん!というくらいの連呼。
究極な状態になった時は、他の気の利いたセリフなんて出てこないということなのかと、とてもリアルに感じました。
10/10(木)のゾンビフェスは、究極の技が見られるフェスです。
強引にまとめてみました。
Comentarios