社会派ゾンビ
- ゾンビフェススタッフ
- 2020年9月26日
- 読了時間: 2分
数多あるゾンビ映画ですが、やはりロメロ監督の作品を制覇しておきたい!
そうした中で選んだのはこちら。
2007年公開のジョージ・A・ロメロ監督『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』。
「POV」とは「Point Of View:主観ショット」の略、カメラと登場人物の視線が一致した撮影手法だそうです。
最初はPOVならではのスリルが味わえるかなと軽い気持ちで見始めたら、カウンターパンチを食らいました。
ゾンビの存在が薄く感じるほどの社会派映画でした!
ドキュメンタリー映画を目指す主人公が撮影するカメラの目線で話は進みます。
主人公はゾンビから逃げながらも後世に記録を残すために撮影する。
仲間が襲われても撮影を優先、そんな主人公を仲間は当然非難する。
記録か人命か。撮影することは傍観していることと一緒じゃないのか。
POVだからこそ、自分自身が撮影している感覚を味わえ、主人公と同じ傍観者側に過ぎないと思わせられます。
スリルが味わえるだろうぐらいに思っていたPOVに、まさかこんなに深く考えさせられるとは。
さすが巨匠ロメロ監督!リスペクトです。
そんなロメロ監督に捧げるゾンビフェスも本番間近です!
映像配信はありませんのでご来場いただき、体感しにお越しいただけると幸いです。
ゾンビウィルス含め、感染症対策万全でお待ちしております。
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